海底の景観楽しんで 朝日・ふるさと美術館、大型スクリーンで紹介
朝日町制施行70周年を記念した企画展「宮崎鹿嶋神社伝承(前期)【I竜宮への道】映像展」が、町ふるさと美術館で開かれている。宮崎海岸に残っている竜宮伝説や海洋生物の姿を、大型スクリーンによる映像や写真パネルで紹介している。11月4日まで。 宮崎海岸はかつて沖合約1キロに位置する岩礁「沖ノ島」まで陸が続き、先端に鹿嶋神社があったと伝えられる。海底には宮殿があったとされ、美しい景観から「竜宮城のようだ」と語り継がれてきた。 企画展では、ダイバーが沖ノ島周辺の海底で撮影した映像を紹介。洞窟をはじめ、海中庭園や石畳の様子が映し出されている。ウミカラマツやウミウシなどカラフルに輝く魚の群れや多種多様な生物を見ることもできる。 同館は「ベールに包まれていた海底の素晴らしい景観を堪能してほしい」とPRしている。入館料は大人300円、小中高生200円。北日本新聞社共催。