休暇先のジャグジーで感電死。浴槽に片足を入れた瞬間、体に電流走り水中に(メキシコ)
メキシコのリゾート地を訪れていた人がジャグジーに入ったところ、感電して亡くなる事故が起きた。同じく感電して重傷を負った被害者の妻がバケーションレンタルと旅行会社を訴えている。 【動画】ギエンさんらが感電したジャグジーを取り囲む人たち。悲鳴が上がる ソノラ州検察が6月13日に発表し、被害者が暮らすアメリカ・テキサス州の地元テレビ局KDBCやインディペンデントなどのメディアが報じている。 発表や報道によると、命を落としたのはエル・パソから休暇で訪れていた43歳のホルヘ・ギエンさん。11日午後8時半ごろ、ソノラ州のプエルト・ペニャスコにあるプール付きコンドミニアムで妻と屋外に設置されたジャグジーで過ごそうとしたところ、ジャグジー内に電流が走っていて感電した。 AP通信はギエンさんが感電した状況について、ジャグジーに片足を入れた瞬間に体に電流が走り、あっという間に水中に沈んでいったと伝えている。夫を救うためにジャグジーに飛び込んだ妻も感電してしまったという。 配線の不具合など電気系統の故障原因を特定するため、現場検証が行われる。 事故の目撃者はNBCニュースの取材に「休暇に来て、命を落とすなんて。ただただ残念だ」と話している。 妻は、アメリカ・アリゾナ州に拠点を置くバケーションレンタルを手がけるカサゴ・インターナショナルと旅行会社のハイ・デザート・トラベルの2社に対し、100万ドル(約1.6億円)の損害賠償を求める訴えを起こしている。