七里圭監督「ピアニストを待ちながら」…「出られない図書館」舞台に今を描く、村上春樹ライブラリーで全編撮影
ちなみに七里監督は、村上ライブリー開館に際して、同館のイメージ映像「The Strange library」(10分、同館ホームページで3分の短縮版「物語を拓こう、心を語ろう」を公開中)も制作。並行して「ピアニストを待ちながら」を手がけた(今回公開されているのは、61分のディレクターズカット版)。「The Strange Library」は村上が2016年にデンマークのハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞を受賞した際のスピーチ、「ピアニストを待ちながら」は村上作品「図書館奇譚」に触発されているという。
◇「ピアニストを待ちながら」=2024年/日本/上映時間:61分/製作:合同会社インディペンデントフィルム、早稲田大学国際文学館/制作・配給:合同会社インディペンデントフィルム=10月12日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラム、11月2日から大阪のシネ・ヌーヴォ、ほか全国順次公開