売上70億円のラ―メン「まこと屋」繁盛のカギ 初めは偶然→「ウソやろと思ってやってみたら」
ラーメン「まこと屋」の秘密が、あす7日放送のカンテレ『ウラマヨ!』(毎週土曜 後1:00 ※関西ローカル)で明かされる。 【写真】たまたま→ウソやろ?で人気メニューに…「まこと屋」牛白湯ラーメン 「まこと屋」は、100店舗・売上70億円を達成予定。群雄割拠の時代、どうやって売上を伸ばしているのか。店内に目立つのは、小さな子どもを連れた家族の姿。繁盛のカギは、“家族が喜ぶラーメン屋”というコンセプトだった。 1999年、大阪・福島に「鱶鰭(ふかひれ)屋」の名前で創業。フカヒレの餡(あん)がのったラーメンで、当時は個人客をメインターゲットに心斎橋などの繁華街へ出店したものの、うまくいかず。2003年、現在でも人気の牛骨、鶏がらベースのラーメンに変更し、屋号を「まこと屋」に。さらに、繁華街ではなく、郊外に店舗をオープン。すると、家族での来店が増え、売上が急増。ゆったりしたテーブル席や、おもちゃ付きのお子さまセットも用意し、一気に売上を伸ばした。 人気の牛白湯ラーメンは偶然誕生したという。専務取締役・宮平幸太氏は「僕らの創業者が元々牛丼屋さんで働いていて、牛骨を仕入れるルートがあったんです。そこで牛骨でスープを出してみたところ、正直牛骨ってスープが出にくくて…。しかも素人集団だったんですけど、本当にたまたまうまいことスープが出て、それが僕らの看板になりました」と明かす。 本当に“たまたま”だったため、「スープが出るタイミングが25時間の時もあれば、40時間くらいかかる時もあったんです。同じ時間にすると出来る量が不安定で、それで1回メニューからなくしたことがありました」という。それから「15年くらい前なんですけど、圧力寸胴を売る営業マンの方とのご縁がありまして“味も時間も安定しますよ”と。ウソやろと思ってやってみたら、本当に毎回一緒の時間で一緒の量、一緒の味にできて。そこから一気に出店が見えた感じでした」と語る。