「今年はちょっと異例の高さ」冬の味覚に“黄色信号”…「エッグショック」再びか おでん・すき焼き・クリスマスケーキがピンチ?
去年1000円が今年4500円
海の食材にも価格高騰の波は押し寄せています。 これからの年末年始おせちにも欠かせない「ホタテ」。 ホタテの平均価格は年々上昇傾向にありますが、去年10月の価格が1kgあたり4365円だったのに対して、今年は6008円と1700円近くも上がっています。 都内のフレンチレストラン「白樺」では、ホタテ1kgの仕入れ値が、先々週3800円、先週4500円、今週4400円と変動。「契約している青森県漁師さんのホタテ漁獲量が少ないため、買い入れができない状況」だと話します。 青森県の水産振興課によると、ホタテ生産量全国2位の青森県の漁獲量が激減。 去年(1月~5月)は2万4000トンだったのが、今年(1月~5月)は1万2000トンと半分以下の生産量になっています。 ホタテを養殖する陸奥湾の海水温の記録的上昇、もともとホタテの子ども「ベビーホタテ」不足に加え、去年から続く記録的な高温で「ベビーホタテ」が大量死したことなどが原因といわれています。 生産量全国1位の北海道でも価格が高騰。 札幌市内のスーパーでは、「値段が高い安いというより、売るべき生のホタテが無い状態が続いている」といいます。生ホタテ(仕入れ値)は、去年800g1000円だったものが、今年は4500円と、約4.5倍に。 原因として、ホタテの養殖が盛んな北海道噴火湾で「貝毒」が発生、漁獲量が減少したことに加えて、正月に向けて冷凍ホタテ需要が増加していることがあげられます。 家計への負担増は、今後もしばらく続きそうです。 (「めざまし8」11月27日放送より)
めざまし8