アメリカの年末商戦「ブラックフライデー」、日本でもじわじわ拡大…ヨーカ堂・西友・イオンが実施
イトーヨーカ堂は13日、年末商戦の始まりを告げる米国の「ブラックフライデー(黒字の金曜日)」にあやかったセールを始めた。西友やイオンリテールも同様のセールを始める予定で、物価高で節約志向が強まる中、消費拡大につなげたい考えだ。
イトーヨーカ堂は106店舗で29日までセールを実施する。開催期間を昨年より5日延ばして過去最長にした。加藤聖子・執行役員営業企画室長は「クリスマス・年末商戦につなげていきたい」と話す。
イオンリテールは今月22日から12月1日まで、関東や近畿などの約380店舗でセールを展開する。セール対象商品は過去最大の約2000品目とする。西友も今月14日から27日までセールを実施し、食品や日用品で260品目以上を値下げする。
米国では11月の感謝祭翌日の金曜日がブラックフライデーと呼ばれ、小売店が本格的に年末商戦を始めるタイミングとなっている。