「ガラメン」でアクセサリー 丹波焼の陶片再利用 地元の”インフルエンサー”発案/兵庫・丹波篠山市
陶芸体験などが楽しめる施設「立杭陶の郷」(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭)で行われている陶芸教室の一つで、丹波焼の陶片「ガラメン」を使った「丹波焼金継ぎワークショップ」が行われている。ピアス、イヤリング、イヤーカフ、ブローチから選択し、ガラメン数個を金継ぎして仕上げる。 ガラメンは51窯元が提供。接着剤や合成漆、真鍮粉を使って複数のガラメンを組み合わせる。所要1時間半。1個3300円。当日、持ち帰ることができる。 陶の郷を運営する丹波立杭陶磁器協同組合が、交流サイト(SNS)で丹波篠山市の魅力を発信しており、インスタグラムで2万6千人以上のフォロワーを持つインフルエンサー・岩田瑞希さんに、女性向けの新たな陶芸教室の提案を依頼。岩田さんは窯元同士のコラボが楽しめ、手軽で、再利用できるガラメンに着目。京都で陶片を使った金継ぎジュエリー作りを教わり、企画を練ってきた。
岩田さんは「完成したアクセサリーを身に着けてもらうことで、あちらこちらで丹波焼をPRできる」と言い、同組合の市野達也理事長は「当日に持ち帰ることができるので、遠方の方や外国人が手軽に体験でき、陶芸に関心を持ってもらえる」と話していた。 対象は高校生以上。体験日は毎週日曜のみ、午前10時と午後1時からの2回。各回定員6人。完全予約制。観光・イベントサイト「じゃらん」から予約する。
丹波新聞社