オーギュストロダンが25年シーズンから種牡馬入り決定 ジャパンCで引退 ディープインパクトのラストクロップ
GⅠジャパンC(11月24日=東京芝2400メートル)への参戦が報じられているオーギュストロダン(牡4・Aオブライエン)が同レースで引退し、2025年シーズンより、アイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入りすることが27日、分かった。クールモアの公式ホームページで発表されたもの。 オーギュストロダンは、ディープインパクトのラストクロップで英愛ダービー、BCターフなどここまでGⅠで6勝をマークしている。 主戦のライアン・ムーアは「私たちはいつも彼のことを高く評価している。彼は望むものすべてを持っている。スピードがあり、それを12ハロンで続けることができた。彼のような馬を見つけるのはとても難しい。信じられないような馬だ」とオーギュストロダンの活躍を振り返っている。 一方、A・オブライエン調教師も「オーギュストロダンは、ガリレオ産駒で最高の繁殖牝馬の1頭であるロードデンドロンと、日本で最高の種牡馬であるディープインパクトの間に生まれました。オーギュストロダンは世界で最もパワフルな2つの血統をつないでいます。この馬を調教するのはとても楽しく、光栄なことでした。彼はとてもユニークな馬で、私たちは彼が種牡馬として何を成し遂げるのか、とても楽しみにしています。私たちは自分の繁殖牝馬で彼をサポートするつもりです」と語った。 クールモアのMVマグニエ氏は「オーギュストロダンは、最高の馬だけが持つ気品、スピード、血統を兼ね備えた類いまれな競走馬であり、種牡馬候補でもある。サドラーズウェルズ、ガリレオ、モンジュー、カーリアン、キャメロットなど、私たちがこれまでこの馬の前に携わってきた最高の中距離競走馬や種牡馬と肩を並べると心から信じています。2028年にバリードイル(クールモアの調教拠点)で初めての産駒を見るのが待ち遠しいです。私たちは、この馬が偉大な先代の足跡をたどることができるよう、最高の機会を与えるために全力を尽くすつもりです」とコメントした。
東スポ競馬編集部