石原さとみ「美しくなることに疲れた」その先で。ドラマ『Destiny』インタビュー
──引き続き、ご自身の「俳優としてこうありたい」という気持ちが判断基準になっていくのでしょうか? そうですね。映画の世界ではまだ本当にぺえぺえだという自覚もありつつですが、『ミッシング』に関して、0を1にしたのは確実に自分なので。まだまだご一緒したい監督もいますし、そういうことがまたできたらいいなっていう気持ちはあります。今後目指す先として、映画ファンの方たちに好きになってもらえるような俳優になりたいから。私がドラマに出たら、普段はドラマを観ない方たちが興味を持ってくれるような存在になりたい。……うん、女優っていうよりかは、「役者」と呼ばれる人間になっていきたいなっていうのが、これからの目標ですね。 ●テレビ朝日ドラマ『Destiny』 横浜地方検察庁の検事・西村奏(石原さとみ)。中学生の時に父を亡くしたのをきっかけに、母の故郷である長野県に移住。地元大学の法学部に入学し4人の仲間に恵まれるも、とある事件が友情を無残に打ち砕く。それから12年の月日が流れ、舞台は長野から横浜へ──。35 歳、念願の検事になって6年。そんな奏の前に、あの事件以来、消息不明だった同級生であり、初恋の相手でもある野木真樹(亀梨和也)が現れ、再び過去と向き合うことを余儀なくされる。 2024年4月9日スタート 毎週火曜よる9:00~9:54 テレビ朝日系24局 ©テレビ朝日 ●石原さとみ 1986年生まれ、東京都出身。第27回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ピュアガール2002」でグランプリを受賞しデビュー。最近の主な出演作にドラマ『アンナチュラル』(TBS)、『アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋』(フジテレビ)、『恋はDeepに』(日本テレビ)、映画『そして、バトンは渡された』(21)など。NHK『あしたが変わるトリセツショー』ではMCを務める。主演映画『ミッシング』が5月17日に公開予定。 Photo_Koichi Tanoue Styling_Keiko Miyazawa (WHITNEY) Text& Edit_Milli Kawaguchi
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