【水道管凍結に注意!】解凍作業で火災のおそれも 盛岡市が凍結予防と正しい解凍の仕方講習会
TVIテレビ岩手
冬本番となるこれからの時期、水道管の凍結には注意が必要です。解凍作業で火災が発生する可能性もあり、盛岡市で27日、水道事業者などを対象とした講習会が開かれました。 参加者「ついた」 水道の配管から勢いよく火が上がりました。火は周辺に燃え移り、家を全焼することもあります。 盛岡市の上下水道局は、毎年この時期に水道の凍結予防と正しい解凍の仕方を伝える講習会を開いていて、27日は水道工事業者などおよそ100人が参加しました。講習会では、お湯や蒸気を使って安全に解凍する仕方を実演しました。 火事が起こる危険性があるのが「電気の熱による解凍」です。特にステンレス製のフレキシブル管を使った配管は電気抵抗が大きく、短時間で発熱し高温となるため火災の原因となることがあります。 4年前には滝沢市の民家でフレキシブル配管部分が過熱され保温材に着火し、およそ15平方メートルを焼きました。 参加した水道事業者 「危ないところがある。電気で解凍するのは、あんまりしないようにしている。最近は」 盛岡市 上下水道局 小野寺広和さん 「凍ってから解凍する作業もあるが、まずは凍らないようにしてもらうということで、天気予報や凍結注意の情報を見て、水抜き栓操作など凍結予防につとめてもらいたい」 昨シーズンは寒い日が少なかったため、盛岡市に寄せられた水道管の凍結に関する問い合わせは前のシーズンより500件減りました。市の担当者は凍結の目安となる気温が氷点下4℃を下回る場合は、水抜きなどの凍結対策を忘れないでほしいと話していました。