【実食レポ】開店前から行列の人気店が東京再上陸! 自家製麺で作る「長田本庄軒」の焼きそばがウマすぎた!
それでは実食! まずはこちらの「ぼっかけ肉豆腐」から。お値段はなんと300円というハイコスパ。「ぼっかけ」とは神戸市長田区のソウルフードで、要するに「牛すじ肉とこんにゃくの煮込み」のことらしい。長田本庄軒では3種類の肉をとろとろになるまで数時間をかけて煮込んでいるとのことだ。
一口食べてみると……なるほど、出汁の味が染み込みまくりでめっちゃウマい。これはお酒も進むだろうし、ご飯にぶっかけても超ウマいに違いない。肉はトロットロで旨みが凝縮。こんにゃくにも味が染みまくっていて、食感も絶妙。ムギュッとした歯ごたえがいいアクセントになっている。
続いては「ぼっかけ焼きそば」を食べたいのだが……んっ? 何やら厨房が慌ただしそうに動き出したぞ?
茹でた麺を目の前の鉄板に広げ……
めっちゃくちゃ手早く調理スタート。超スピーディーにソースなどの調味料やぼっかけなどで味をつけていく。熱気やライブ感がハンパじゃない!!
ものの数分でぼっかけ焼きそばが完成……って、えっ!? このまま!?
なんと、鉄板のうえに置いたまま提供するというスタイルらしい。なにこれ、新鮮……。とりあえず、テンションがめっちゃアガる!!
実際に食べてみると……えっ、ウマい! いや、これ、ウマすぎる……! 濃厚でフルーティーさも感じる甘辛ソース、牛肉の旨みたっぷりのぼっかけエキスによる味付けは奥深くて最高。だがそれ以上に、麺のウマさが際立っている。歯ごたえもしっかりありつつ、もっちりした柔らかさもある。しかも、いい具合に焦げてパキパキ食感になっている部分もあるなど、実に表情豊かである。鉄板の上に置かれているので、最後まで熱々というのもかなり嬉しい。
焼きそばの中太麺は毎日店舗で粉から作っているそうで、長田本庄軒の焼きそばソースに合う麺がなかなか見つからなかったため、理想の自家製麺を粉から作ることにしたのだという。
焼きそばの麺は一般的に中華麺が使われるパターンが多いが、ラーメンや蕎麦と違い、焼きそば麺にはまだこれといった定義はないらしい。だからこそ、オリジナルの麺を作ったのだろうけど……えっ、ある? 店内に製麺機がある焼きそば屋さん、見たことある? なくない? 個人的には、ここまで気合いを入れている焼きそば屋さんは他に知らず、だからこそ「今までで食べた焼きそばで一番美味しいかも」と思わざるを得ないレベルである。