「闇バイト」未然防止で対策強化へ 長崎県警に発足した“トクリュウ”対策PTが初会合
特殊詐欺や強盗などを行う「匿名・流動型犯罪グループ=トクリュウ」の取り締まりを強化しようと、県警は13日に初の対策会議を行いました。 いわゆる「闇バイト」を使った特殊詐欺や強盗、窃盗事件などが全国各地で発生し、社会問題になっています。 県警は今月5日、対策プロジェクトチームを発足し、刑事部や交通部など5部署から約30人が集まって会議を開きました。 遠藤顕史 本部長 「同種事案が本県でいつ発生してもおかしくない」「警察組織が保有する関連情報を部門を超えて集約し、必要な情報共有をはかり、かつ全国的な連携が必要不可欠」 関東では強盗事件が相次いでいます。 神奈川では75歳の男性が殺害され、千葉では50代の女性が連れ去られました。 共通しているのは「闇バイト」が実行犯になっていることで、特殊詐欺と同様の実態になっています。 県内でもSNS型投資・ロマンス詐欺の被害が広がっていて、今年の被害額は10月までに約8億5千万円を超えています。 県警は今後、暴力団などへの資金の流れを止めるため部署を横断して対応を強化していくことにしています。
テレビ長崎