警察官が発砲、男性が重傷 「息子が妻を殴っている」通報で駆けつけ
7日午前0時40分ごろ、富山県南砺市高儀の住宅敷地内で、110番通報で駆けつけた南砺署の警察官が、会社員の男性(47)に発砲した。男性は病院に運ばれ、右太ももと左腕に重傷を負ったが、命に別条はないという。男性のけがが発砲によるものかは捜査中だという。 署によると、午前0時20分ごろ、「息子が(男性の)妻を殴っている」と男性の父親から110番通報があった。交番勤務の警察官2人が駆けつけたところ、男性は大声を上げ、金属バット(長さ約60センチ)を振り上げ警察官に向かってきたという。 警察官は「バットを下ろせ」「撃つぞ」と警告した後、1人が拳銃2発を発砲した。発砲時の男性との距離は5~6メートルで、威嚇射撃をする時間はなかったという。署は「現時点で拳銃の使用については問題なかったと考えている」としている。(久保智祥)
朝日新聞社