「いや、先発はなしです」今季早くも4勝! 首位ソフトバンクの「ミスターゼロ」が語る小久保監督との驚きの過去、投球の変化
中継ぎながらリーグトップの4勝を挙げているソフトバンクの津森宥紀投手(26)にじっくりと話を聞きました。開幕から好投を続けるプロ5年目の右腕は、投球フォームや球種に変化を加えてレベルアップ。リリーフへのこだわりも語ってくれました。さらに同郷の小久保監督との意外な関係も告白。中学時代、小久保家におじゃましたこともあるそうで…。(聞き手・構成=小畑大悟) ■【貴重写真】中学時代に監督の家で2ショット ―開幕から素晴らしい投球で無失点が続いている。 「成績だけを見たらいい方向に進んでいると思います。でも、あまり数字は見ないようにして、無意識でいたい。一人一人を抑えていけたらという感じです」 ―今季初登板での白星(3月31日・オリックス戦で1回無失点)など早くも4勝を挙げた。 「ラッキーですね。いつもこの時期まで(ペースが)速いんですよ(昨季も4月までに3勝)。なぜか分からないんですけど。でもうれしいです。いい流れができているのかなと」 ―勝ち運を持っている。 「よく言われますね」
ブルペンでは捕手を座らせ10~15球
―回や状況などいろんなケースでの登板がある。 「ある程度、自分の中で予想を立てながら気持ちを切らさずにしっかりと準備ができています。股関節のストレッチなどをして、試合経過を見ながらですね」 ―ブルペンでの球数は。 「基本、(捕手が)座って10から15球ぐらいです。(プロ)1年目からそれを基準にやって、慣れた感じ。1年間フルで投げると考えたら、その辺で調整しないと持たないので」 ―タフな活躍を続ける中で夏場に少し課題が残る。 「毎年の課題ですね。ただ、そこだけを意識したら逆に悪くなるのかなと思って、1日ずつ大切にしながらやっていきたいです」 ―今年の投球スタイルに変化が生まれている。 「大きくは変わっていませんが、スライダー、フォークの割合が増えました。あと(左)脚を上げた時の角度やバランスも変えた。それで良くなっているのかもしれません」