給食やかるたで生徒と交流 豪州モ市の高校生が修学旅行で来訪【山陽小野田】
山陽小野田市と友好都市協定を結ぶ豪州モートンベイ市のレッドクリフ・ステート・ハイスクールの9~11年生(高校1~3年生)21人が18日、修学旅行で山陽小野田市を訪れた。竜王中や小野田高で給食、かるたなど日本文化に触れた。 同校とは、旧小野田市時代の1992年から中学生海外派遣事業で交流を続けている。来日したのは日本語専攻クラスの生徒たち。修学旅行は12~20日の日程で、18日午前に京都府から市内に到着した。 生徒たちは、母国にない学校給食を体験したいと、3月にオンライン交流を行った竜王中を訪問。生徒たちと机を合わせ「いただきます」と合掌した。メニューは米粉パン、ミネストローネ、ウインナーとブロッコリーの卵とじ、牛乳の4品。初めは互いに緊張していたが、すぐに打ち解け、日本のアニメや体育祭などの話で盛り上がった。 ステラ・デラクァさん(高校2年)は「いつもは家から食べ物を持って行くか、売店で買っている。母国の味はもっと辛さがあるが、初めての給食はおいしかった」と楽しんだ様子。同事業でモ市を訪れた倉増あい菜さん(2年)は「ステラと再会できてうれしかった。卵かけご飯の魅力など、うまく伝えられたと思う」と笑顔を見せた。 この後、生徒たちは小野田高でかるたに挑戦。きららガラス未来館で制作した万華鏡を土産に、夕方には広島県へ出発した。