「ギータ2世」外野手に過去指名漏れの強肩捕手 広島六大学出身者のプロ選手誕生なるか 24日ドラフト会議
24日にあるプロ野球のドラフト会議では、広島六大学連盟出身のプロ野球選手が8年ぶりに誕生する可能性がある。「トリプルスリー」を達成した柳田悠岐(ソフトバンク)と経歴が同じ選手や、大学時代に指名漏れを経験して社会人で腕を磨いた選手が、運命の日を待つ。 広経大時代の柳田 これまでに育成を含めて13人が指名を受けた。第1号は1984年に近鉄から1位指名された佐々木修投手(近大工)。直近では、2016年に森原康平投手(近大工―新日鉄住金広畑)が楽天5位、尾仲祐哉投手(広経大)がDeNA6位指名を受けて入団した。 現在の在籍選手では、広経大の寺本聖一外野手(広島商高出)と安岡拳児投手(高知高出)の2人がプロ志望届を提出した。寺本はリーグ戦通算12本塁打を誇る右投げ左打ち。柳田と高校と大学が同じで、「ギータ2世」の呼び声も。安岡は今春のリーグ戦で5戦5勝をマークし、最優秀選手賞と最優秀防御率賞(0・46)を受賞した右の本格派だ。同一年に同一校から2人指名を受ければ史上初となる。 出身者では、強肩で鳴らす日本生命の石伊雄太捕手(近大工出)に指名の可能性がある。近大工4年だった22年は、プロ志望届を提出しながら指名はなし。「自分の実力がまだまだ。次のステージで力を付け、いい評価をされてプロを目指したい」と話していた日から約2年。ことしこその期待が懸かる。
中国新聞社