ベッツからボール強奪のヤ軍ファンは地元で“英雄”に!? 本人直撃の米ESPNが指摘「彼は素晴らしい人。サインも頼まれていた」
「俺が間違っているってのは分かってるよ」 これを語ったのは、熱心なヤンキース・ファンであり、物議を醸す蛮行を犯してしまったオースティン・カポビアンコ氏だ。 【動画】ヤンキースファンが暴挙!ベッツ捕球のボールを奪い取ろうと… 日本でもクローズアップされる前代未聞の行動だ。現地時間10月29日に行われたドジャースとのワールドシリーズ第4戦でヤンキースが先制された直後の1回裏、1番グレイバー・トーレスが打ち上げた右邪飛をムーキー・ベッツがフェンス際で捕球。その直後に、スタンドで観戦していたカポビアンコ氏はベッツのグラブをがっしり掴み、ボールを奪い取ったのだ。 ベッツの訴えもあり、トーレスは守備妨害によるアウト。無論、中継カメラに堂々と写っていたカポビアンコ氏も即座に退席を命じられた。 ベッツが怪我を負うリスクがあったことを考えても危険な行為だったのは言うまでもない。ヤンキースも緊急的に出した声明で「ヤンキースとメジャーリーグは昨夜のような行為に対して一切容赦しません。これらのファンはいかなる立場でも今夜の試合に出席できません」と断言。カポビアンコ氏を出禁にする処分を下した。 もっとも、当人は批判を意に介していない。米スポーツ専門局『ESPN』の取材に応じたカポビアンコ氏は「やってしまった瞬間に『みんな、俺はここから出て行く』って感じだった」とコメント。さらに「わざわざ攻撃しようとはしないさ。でも、ボールが自分たちのエリアにあるなら“ディフェンス”する」と悪びれる様子はなかった。 また、直撃インタビューを行ったジェシー・ロジャース記者は、自身のXでカポビアンコ氏について「彼は素晴らしい人だった」と指摘。「地元のバーで彼と話していると、他のファンたちが一緒に写真を撮ったりサインをもらったりするよう頼んできた」とヤンキース・ファンの間で“英雄視”されていることを伝えた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]