樹氷スイーツ食べ、復活応援 山形のカフェで来月から提供、売り上げ一部「県民会議」に寄付
蔵王山の樹氷を形成するアオモリトドマツ林の再生に貢献しようと、山形市蔵王半郷のカフェ「庭園喫茶錦」は12月1日から、本県を代表する菓子「樹氷ロマン」を使い樹氷を表現したパンケーキとかき氷を提供する。売り上げの一部を官民組織「樹氷復活県民会議」に寄付する。 同店は蔵王温泉の客が立ち寄る場所にあり、山川まどかオーナー(37)は「樹氷を見て、舌で楽しみ、樹氷復活も応援してもらえたら」と考案した。銘菓とコラボすることで、より山形らしさを演出した。樹氷ロマンを取り扱う加藤物産(上山市)に打診すると、快諾してもらえたという。 パンケーキ、かき氷ともにレアチーズクリームをかけて樹氷に見立てた。樹氷ロマンが、かき氷には一口サイズで入り、パンケーキでは樹氷を安定させる支柱の役割を果たしている。かき氷は高さ25センチでインパクト十分だ。 いずれも1500円で、来年2月中旬までの提供。1商品につき100円を同会議に寄付する。山川オーナーは「(アオモリトドマツが)大きくなるまで時間がかかるが、少しでも貢献していきたい」と話す。