アーセナルは安易にエンケティアをマルセイユに売るべきではない 英メディア指摘「ひどい取引になる」
オファー金額が安すぎるか
今夏はGKダビド・ラジャ、DFリッカルド・カラフィオーリに加えて、MFミケル・メリーノの獲得も目前に迫っているといわれるアーセナル。しかし当然ながら余剰選手の売却も必要で、買い取り条項つきのローン移籍でチームを離れたDFヌーノ・タヴァレス、MFアルベール・サンビ・ロコンガに続いて、生え抜きのMFであるエミール・スミス・ロウのフラムへの完全移籍が発表された。 [動画]ベストストライカーは? 一番仲が良いのは? パネルで答えるエンケティアとネルソン FWエディ・エンケティアも、今夏での売却が検討されている選手のひとりだ。仏リーグ・アンのマルセイユへの移籍が取りざたされているところで、ストライカーとしては3番手以下の扱いとなる可能性が高いエンケティアにとって、ロベルト・デ・ゼルビのもとで主力としてプレイできるのは悪い話ではない。 しかし英『football.london』は、この移籍に待ったをかけている。マルセイユがオファーしているのは2000万ユーロで、これはエンケティアにとっては素晴らしい条件だが、アーセナルにとってはひどい取引になるだろうと警告している。ストライカーの獲得を目指すアーセナルにとって椅子をひとつ空けておかなければならないが、マルセイユが提示したような低い金額のオファーを受け入れるのは賢明ではないとしている。 アーセナルは昨夏、FWフォラリン・バログンを同じようにリーグ・アンのモナコへ売却しており、その際は3000万ポンドの値がついた。プレミアリーグにもウルブズやクリスタル・パレスなどエンケティアを売却できる可能性のあるクラブがあり、安売りはすべきでないという意見だ。 エンケティアはアカデミー出身のイングランド人選手であり、もう少し良いオファーがあればクラブにとって大きな利益となる。タイミングを見極め、売りどころを慎重に判断する必要がありそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部