【衆議院総選挙】与野党の勢力逆転 立憲・篠原氏「自民党内の抗争で石破内閣がつぶれるのはみっともない、我々が政権を担った方がいい」 長野県内の小選挙区は立憲3議席、自民2議席
衆議院議員選挙です。県内の小選挙区は立憲民主党が3議席、自民党が2議席となり、与野党の勢力が逆転しました。自民党派閥の裏金事件をめぐる「風」が勝敗に大きく影響したようです。 【画像】開票結果 長野(1区~5区)当選一覧 得票数 立憲 8回目の当選・篠原孝さん: 「きのう昼間から寝たらどっと疲れがでた」 長野1区で8回目の当選を果たした立憲民主党の篠原孝さん。76歳になり、選挙戦の疲れがなかなか抜けないようです。 前回は小選挙区で敗れましたが、今回は裏金問題を徹底的に糾弾し、反自民の票をしっかり取り込みました。 立憲 8回目の当選・篠原孝さん: 「責任が重大だと思います。自民党内の抗争で石破内閣がつぶれるのはみっともないから、あっさりと我々が政権を担った方がいいんじゃないか」 長野3区で当選した立憲民主党の神津健さん(47)。引き締まった表情で報道陣の取材に応じました。 前回も井出さんとの対決で比例復活当選でしたが、今回は2万票余りの差をつけて議席を勝ち取りました。 立憲 再選・神津健さん: 「お互いに持っている政策について議論を行っていくことがる環境ができたので、緊張感のある政治が生まれてくると思う。私はこれまでと同じように、地域の声、地元の声を国政にしっかり届けて反映させていただきたい」 激戦となった5区では、自民の宮下一郎さん(66)が7回目の当選を果たしました。 立憲と共産の「野党統一候補」が成立しなかったものの、立憲の福田さんに1万票差以内に迫られる結果に。 改めて「政治とカネ」の問題に真摯に向き合う姿勢を示しました。 自民 7回目の当選・宮下一郎さん: 「政治資金規正法の積み残しの課題、各党と議論して各議員が説明責任を果たすとともに信頼を再構築、私自身もより多くの皆さまとの対話を重視していきたい」 なお、県内の投票率は57.21%で、前回選挙を2.56ポイント下回り戦後2番目の低さとなりました。
長野放送