横浜市の山中竹春市長の後援会発足 初当選から3年余り、来夏の市長選に向け支援体制構築
山中竹春横浜市長の後援会が25日、発足した。会長には市医師会の戸塚武和会長が就任。令和3年8月に初当選した山中氏には3年余りにわたって後援会がなく、来夏の市長選へ向け地元財界人らが中心となって支援体制を立ち上げた。 同日、横浜市中区のロイヤルホールヨコハマで約1000人の集まる政治資金パーティーを開き、後援会を正式に設立した。山中市長は脱炭素に向けた取り組みなど3年間の成果を挙げ「横浜のポテンシャル向上に取り組んでいく」と語った。 あいさつに立った横浜商工会議所の上野孝会頭は、令和9年に横浜で開催する国際園芸博覧会にふれ「山中市長を先頭に経済界が一致団結して支援し、大成功につなげたい」と述べた。 令和3年の市長選では、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致の是非や新型コロナウイルス対策などが争点となり、元市立大医学部教授の山中氏が立憲民主党の推薦を受け、元国家公安委員長の小此木八郎氏や3期目の現職だった林文子氏らを破り初当選した。 地元経済界と関係の深い自民党は、同選挙で支援先が小此木氏と林氏に分かれた。そうした経緯から、経済界の旗振りで作られることの多い現職首長の後援会がない状態が続いていた。