キャロウェイ「X FORGED」&ピン「ブループリントT/S」豊作アスリートアイアン打ち比べ ツルさん・ルイゴルフさんの新作ギア選び
「ブループリントS」は落下角度がさらに大きくなった
次は「ブループリントS」。「ブループリントT」と同じ軟鉄鍛造ですが、ハーフキャビティータイプになっていて、ソール幅も少し広めです。
【ル】「ブループリントT」の後に打つと、やさしく感じますね。打球も「T」より高かったですけど、ロフトが大きいんですか? 【ツ】ロフトは両モデルとも7番アイアンで33度です。実はこの2モデルはコンボセットにできるようにロフト設定を同じにしています。落下角度は「S」になると49度まで大きくなりました。 【ル】素朴な疑問なのですが、落下角度は何度以上あればいいんですか? 【ツ】あくまで目安ですが、45度以上であればトーナメントコースのグリーンでも止まると言われていて、一般営業のグリーンでは42度以上あれば大丈夫だと言われています。それが40度になってしまうとグリーンには届いてもオーバーしてしまう可能性が高くなります。 【ル】最低でも42度、理想は45度以上という感じですね。 【ツ】「T」と「S」を打ち比べた感想はどうですか? 【ル】打感なら「T」で、弾道なら「S」ですね。 最後に打ってもらうのが大ヒット中の「X FORGED」。3年ぶりにリニューアルしたキャロウェイの人気シリーズです。 【ル】これは音と打感が素晴らしい。めちゃくちゃ気持ちいいフィーリングですね。 【ツ】弾道データも良くて、7番アイアンで落下角度が48度、スピン量が6900回転を超えていました。 【ル】ただ、ちょっと気になったのがヘッドの軽さです。少し軽かったので、最初の1、2球はうまく打てませんでした。 【ツ】ルイゴルフさんのようにヘッドスピードが47メートル/秒くらいあると、ちょっとヘッド重量を軽く感じるかもしれません。今回の「X FORGED」は日本で企画したモデルなので、海外メーカーのツアーアイアンに比べると少しヘッド重量は軽め。ヘッドスピード43~45メートル/秒くらいのゴルファーにはピッタリだと思います。