iPhone 16のバッテリーは「電気で外せる接着剤」で固定されているらしい
また目でわからないけど新しい技術が…! 徐々にバッテリーが劣化して容量が減るスマートフォン。iPhoneも例外ではなく、2~3年も使うとバッテリー容量は本来の80%以下程度まで減ってしまいます。 これを直すにはバッテリー交換しかないわけですが、iPhone 16と16 Plusでは、バッテリー交換がこれまでよりも簡単になっているそうな。 Engadgetの取材によると、この2モデルは、バッテリーの固定に低電圧の電流をかけることで、接着が柔らかくなる「電気誘導接着剤剥離法」が使われているとのこと。 これは従来の強力な両面テープ型プルタブ(かなりがっしり着いてました。キレイに剥がすの大変)よりも簡単に取り外せるので、修理の手間と負担がかなり減るそうな。これ、かなりいい進化では?
僕らに関係ある? → (自分でバッテリー交換しない限り)たぶんない
このバッテリーの固定方法の変更、背景にはEUによる規制の影響があると推測できます。 ざっくりいうと、「2027年からEUで販売されるスマホは、バッテリー交換ができるようにしないとダメだよ」って規則ですね。 以前からiPhone 16のバッテリーは電気接着剤が採用されるのでは? といったウワサもあったので、動向を伺っていたのですが、本当に採用されたとなれば、iPhone修理の難易度がちょっと下がる…かも? まぁ、自分で開腹手術しない(と思われる)僕らには、あまり関係ない話ですけどね。あと、バッテリーが取り外しやすくなったからといって、Appleのバッテリー交換が安くなるわけでもありません。 Appleのサポートページによると、iPhone 15もiPhone 16もバッテリー交換の料金は1万5800円でした。以前の交換レポートの様子は以下をどうぞ。意外と簡単です。 Source:Engadget, MacRumors
小暮ひさのり