ラフカディオ・ハーンの「怪談」アートで表現 富山大中央図書館
アイルランド・日本交流美術展「『怪談』ラフカディオ・ハーンとの邂逅(かいこう)」が9日、富山大五福キャンパスの中央図書館で始まった。明治の文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の著書「怪談」を視覚的に表現した作品を展示している。11月5日まで。 ハーンの生前の蔵書を収めた同大の「ヘルン文庫」が創設され今年で100年となるのに合わせて開いた。ハーンが幼少期を過ごしたアイルランドと、亡くなるまで14年暮らした日本から、各20人のアーティストが出品。「雪女」「むじな」などの物語から着想を得た版画や写真が並ぶ。 オープニングセレモニーがあり、デミアン・コール駐日アイルランド大使らがあいさつ。同大の中島淑恵教授が文庫の概要を説明し、富山八雲会のメンバーが手製の紙芝居「若返りの泉」を披露した。