米予算、インド太平洋重視 上院が国防権限法案可決
【ワシントン共同】米上院は13日、2024会計年度(23年10月~24年9月)の国防予算の大枠を決める国防権限法案を賛成多数で可決した。中国をにらみ、インド太平洋地域で抑止力を強化するための基金「太平洋抑止構想」(PDI)に147億ドル(約2兆円)を充てた。総額は約8860億ドル。下院も近く可決し、バイデン大統領が署名して成立する。 法案は、台湾の防衛能力向上に向け、台湾軍に幅広い分野で訓練や助言、能力構築プログラムを提供するよう促した。 インド太平洋地域の同盟・友好国との合同演習を通じて米軍の能力増強を図るとした。