「もう少し投げたかった」ソフトバンク戦力外の中村亮太は2球で終了 得意のシンカー出せず【12球団合同トライアウト】
◆プロ野球12球団合同トライアウト(14日、ZOZOマリンスタジアム) ソフトバンクから戦力外通告を受けた右腕の中村亮太投手(26)がシート打撃で打者2人と対戦し、2安打とほろ苦い結果に終わった。 ■戦力外通告を受けたソフトバンクの選手一覧 中日の三好大倫外野手に初球の低めのカーブを右前に運ばれると、ロッテの黒川凱星内野手には初球の速球で詰まらせたものの中前に落とされた。「自分の持ち味のシンカーを生かす前に終わってしまった。地元千葉のZOZOマリンだったのでもう何球か投げたかった」と悔しさをにじませた。 東農大北海道オホーツクから2021年に育成ドラフト8位で入団した右腕は22年途中に支配下登録されたが、同年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約。今年7月に自身2度目の支配下登録をされたが、1軍の登板は8月10日の楽天戦の1イニングだけで、2本塁打を浴びるなど3安打で2失点の内容で2度目の戦力外通告となった。 今季の「(トライアウトは)いい結果が出れば最高だったが、自分の投球スタイルはシーズン中から見てもらっているので(この結果は)しょうがない。これで野球を辞めるわけではないので、またあしたから来年に向かって筑後で練習します」と前を向いた。 トライアウトには阪神をのぞく11球団から45選手が参加し、試合形式で各投手がそれぞれ打者2人と対戦した。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社