マナーとエチケット、「個人」が対象なのはどっち？
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように―ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月15日放送分のテーマは「マナーとエチケット」です。
「マナー」と「エチケット」を辞書で調べると、どちらも「礼儀作法」とあります。しかし、「マナー」は社会や集団に対して、「エチケット」は個人や特定の人物に対して……というように、対象となる相手が違うのだそうです。 例えば「交通マナー」の場合、これを守ることでドライバーと歩行者の両方が気持ちよく過ごせます。また「テーブルマナー」など、同じ時間と空間を共有しながら、食事を楽しく和やかに食べるためのマナーもあります。 それに対して「エチケット」は、他人に迷惑や不快感を与えないようにする心づかいの意味合いが強いそうです。人間が本来持っている思いやりや、優しさからくる気配りがエチケットなのだとか。 具体例として、人前で咳をする際はハンカチなどで口を押さえる、マスクをするなどが挙げられます。 また、インターネット上の犯罪やトラブル防止のため、お互いが守るべきルールとして「ネチケット」があります。「ネットワーク」と「エチケット」を組み合わせた造語です。 このように、マナーは「みんなが気持ちよく過ごすためのもの」であるのに対し、エチケットは「特定の個人に対する思いやり」と言えるそうです。
