フンメルスに “ひっそり退団”の可能性…監督批判を問題視するドルトムントは新契約をオファーしない模様
エディン・テルジッチ監督の退任が決まったボルシア・ドルトムントは、マッツ・フンメルスには新契約をオファーしないようだ。地元メディア『ルール・ナハリヒテン』が報じている。 現在35歳のフンメルスは今夏にドルトムントとの契約が満了。レアル・マドリーとのチャンピオンズリーグ決勝の前に『シュポルト・ビルト』のインタビューで同監督の戦術を痛烈に批判したベテランDFだが、先日の報道ではテルジッチ監督が退任しない限り残留しない意向だと伝えられていた。 『ルール・ナハリヒテン』によれば、フンメルスは以前からチーム内で監督への反感を煽り、クラブ内でも大きな波紋を呼んだインタビューにより「評判を極端に落とした」とのこと。クラブでは「彼の振る舞いは『あり得ない』と見られ、1人のプロフェッショナルがこのように監督、そして間接的にチーム全体をも敵に回すことは容認できないもの」と受け取られているという。 そのため、ドルトムントはフンメルスに新契約を提示しないとのこと。同メディアは同じくテルジッチ監督の手腕に疑問を抱いていたと見られるも、公の場では批判を口にしなかったマルコ・ロイスを引き合いに出し、ホームでのラストマッチで大声援の中、レジェンドとして送り出された同選手とは違って、合計15年間クラブでプレーしたフンメルスは「裏口を使って退団することになるだろう」と予想した。