カネを使いまくったのは? 欧州、夏の移籍金総支出ランキング12位。80億円超が2人! 日本人にも大金を投じた名門
欧州5大リーグの夏の移籍市場が閉幕した。今年も多くの選手たちが活躍の場を求めて新天地を目指したが、その中には巨額の移籍金でサッカー界の話題を集めた「ビッグディール」も。今夏の移籍ウィンドーで活発に動き、最も多くの資金を投じたクラブはどこだろうか。今回は夏の移籍市場における各クラブの総支出額をランキング形式で順位ごとに紹介する。※情報は9月3日時点。各クラブの移籍に係る支出額はデータサイト『Transfermarkt』を参照。
12位:バイエルン・ミュンヘン(ブンデスリーガ/ドイツ) 総支出額:1億4200万ユーロ(約227.2億円) 移籍金最高額:ミカエル・オリーズ(5300万ユーロ/約84.8億円) バイエルン・ミュンヘンは、今夏の移籍市場で選手の獲得に1億4200万ユーロ(約227.2億円)を投じた。これはドイツのクラブとして最高額だ。2023/24シーズンのブンデスリーガを3位で終え、12年ぶりの無冠の悔しさを味わったバイエルンは、すでに選手層が厚く、少数精鋭の補強となった。 最高額はクリスタル・パレスから獲得したミカエル・オリーズで、5300万ユーロ(約84.8億円)を投じている。バイエルンはすでに優秀なウイングをそろえているが、ケガによる離脱が少なくない。そこに伸びしろのある22歳の若手が加わったことはプラスだろう。 また、フラムからは5100万ユーロ(約81.6億円)の移籍金でポルトガル代表のジョアン・パリーニャが加入し、この2人だけで支出は1億ユーロを超えた。 そのほかでは、守備補強にサッカー日本代表の伊藤洋輝を獲得。こちらはシュトゥットガルトに2350万ユーロ(約37.6億円)を支払っている。バイエルンは今夏、マタイス・デ・リフトを4500万ユーロ(約72億円)でマンチェスター・ユナイテッドに放出し、最終ラインの人員整理を行った。 ブンデスリーガの支出額2位は、ボルシア・ドルトムントの8000万ユーロ(約128億円)で、バイエルンはダントツとなっている。タイトル奪還に向けて、言い訳が許されない陣容をそろえた。
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