【ソフトバンク】近藤健介が13年目にして初の首位打者「もう一生取れないと思っていた」
ソフトバンクの近藤健介外野手(31)が初の首位打者、4度目の最高出塁率のタイトルを獲得した。9日にパ・リーグはレギュラーシーズン全日程が終了。今季は5番として129試合に出場し、打率3割1分4厘、19本塁打、72打点の成績を残していた近藤が2冠を達成した。 プロ13年間で1300本以上の安打を放ち、通算打率も3割を超える安打製造機でも、首位打者のタイトルは初めて。「2020年に3割4分打って取れなかったので、もう一生取れないと思っていた」とオリックス・吉田正尚外野手(現レッドソックス)が3割5分を記録したシーズンを回顧し、本音を吐露。それだけに「取ってみてうれしい気持ちはある」とニヤリ。 5番という打順については「走者がたまっている場面で打たないといけないので、そこの部分での難しさは多少あった」と言いつつも「どの打順でも出塁率はかなり大事にしているので、そこを取れたのは今年の中では一番良かった」と4度目となる最高出塁率のタイトルに対して喜びを口にした。 16日からはCSファイナルステージが開幕する。負傷している右足首の状態が心配されるが、「初戦に出られるように、しっかり治してやりたいと思いますし、チームは戦いが続いていくので、迷惑にならないようにリハビリに励みたい」と前を向いた。
東スポWEB