琵琶湖博物館で「びわ博フェス」 市民団体の活動報告やワークショップなど
「びわ博フェス2024 博物館の新たな可能性~つながることで できること~」が11月16日・17日、琵琶湖博物館(草津市下物町)で開催される。(びわ湖大津経済新聞) 【写真】びわ博フェスワークショップの様子(写真提供=琵琶湖博物館) 地域学芸員「フィールドレポーター」や市民団体「はしかけ」、環境活動を行う企業などが研究成果や活動報告を発表するイベントで、2015(平成27)年から開催している。2023年は2日間で6529人が来館した。 今年は同館と関わりのある41団体が参加。ステージ発表では、20年以上琵琶湖の魚を調査している団体やトンボの調査をしている団体などが活動を報告する。微生物の観察や森のクイズラリー、魚のキーホルダー作り、骨格標本の制作過程の実演などのワークショップも行う。 両日とも、14時からは考古学、陸上昆虫学、水生動物学、民俗学などの同館の学芸員が展示室に立ち、「琵琶湖の魚はどうやって捕るのか」や「どうして琵琶湖博物館にアザラシがいるのか」など、展示について解説する。 ホールでは17日に講演会「琵琶湖の魚の保全をめぐって つながることで できること」を開催。同館特別研究員の藤岡康弘さんが「新たな図鑑で分かったこと」について講演。生物採取ユーチューブチャンネル「マーシーの獲(と)ったり狩ったり」のマーシーさんや滋賀県琵琶湖保全再生課などの講演も行う。 同館学芸員の橋本道範さんは「博物館を利用して新たな交流が生まれ、それぞれの活動がより豊かで活発なものとなることと、新たなネットワークが生み出されることを期待している。ワークショップや学芸員のトークもあるので、楽しんでもらえれば」と呼びかける。 開催時間は両日とも9時30分~17時。今年は、関西2府8県の文化施設が入館無料になる「関西文化の日」に開催するため、常設展示観覧料が無料となる。企画展示は入場料が必要。
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