宮崎・日章学園 高岡伶颯、20得点宣言 大迫超えへ半端ない目標 全国高校サッカー選手権
未来のA代表候補が学生最後の全国の舞台で大記録に挑戦する。日章学園(宮崎)のU-19(19歳以下)日本代表FW高岡伶颯(れんと、3年)が18日に行われた第103回全国高校サッカー選手権(12月28日~来年1月13日)の組み合わせ抽選会に出席。イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに内定しているストライカーはFW大迫勇也(現神戸)の大会記録・10得点を超える20得点を目標に掲げた。 サウサンプトン内定165センチFW 将来は日本のエースと目されるストライカーが、高校生活最後の大舞台で最多ゴール記録の大幅な更新に挑む。FW高岡が高らかに宣言した。 「個人としては20ゴールが目標です。いろんな声があると思うけど、負けずに得点を量産してチームを勝たせたい」 卒業後はイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに内定している17歳。まずは選手権で伝説を作る。 これまでの最多記録は2008年度大会に準優勝した鹿児島城西FW大迫勇也の10得点。敗れた相手選手が「大迫、半端ないって」と号泣するほどの圧倒的な実力だったが、高岡はその2倍の数字に挑戦する。決勝まで最大6試合。10年以上破られていない記録を意識しながらの戦いになる。 身長165センチと小柄な高岡の武器は何といってもスピード。緩急自在に操るドリブルで相手ゴールに迫り、昨年のU-17W杯では4得点した。4年後のロサンゼルス五輪世代で、J1クラブでは争奪戦となっていたが、潜在能力の高さに欧州のクラブも注目。サウサンプトンからのオファーを受け、いきなり海外挑戦する道を選んだ。 大迫は選手権での活躍後、W杯2大会に出場。高岡も将来は日本代表での活躍が期待される。 「僕は日本一を取るために日章学園に来ている。まずは初戦を勝てるように」 過去の選手権は2度とも初戦敗退。チームを日本一に導き、日本代表、そしてW杯出場への道を切り開く。(山下幸志朗)