【都道府県別】最もお金を貯めているのはどこ?「平均貯蓄額&平均年収」ランキング
「年収が高ければ貯蓄額も多い」説はウソ? 相関関係を深堀り
・1位:愛知県 平均貯蓄2659万円 平均年収733万円(4位) ・2位:兵庫県 平均貯蓄2582万円 平均年収672万円(8位) ・3位:神奈川県 平均貯蓄2461万円 平均年収734万円(3位) ・4位:埼玉県 平均貯蓄2351万円 平均年収832万円(1位) ・5位:滋賀県 平均貯蓄2310万円 平均年収683万円(5位) ・6位:富山県 平均貯蓄2309万円 平均年収645万円(13位) ・7位:千葉県 平均貯蓄2256万円 平均年収650万円(12位) ・8位:東京都 平均貯蓄2226万円 平均年収756万円(2位) ・9位:石川県 平均貯蓄2213万円 平均年収661万円(10位) ・10位:奈良県 平均貯蓄2199万円 平均年収628万円(20位) 平均貯蓄ランキング上位にランクインしていた「愛知県」「兵庫県」「神奈川県」は、平均収入においても10位以内に入っているため、収入からしっかり貯蓄していることがうかがえます。 収入が多いからといって貯蓄が多いわけではありません。収入が低い都道府県でも、貯蓄の方法を工夫すれば資産を増やすことは可能です。 家計の見直しや資産運用などを活用して、貯蓄を増やす方法を探してみましょう。
【現役FPが考察】現金預金のみで将来資金をまかなえるのか?
ここまで、都道府県別の貯蓄額と平均収入をチェックしてきました。 自身の現状と都道府県ランキングを比較して、平均を上回る方・下回る方がそれぞれいるかと思います。 すべての方にお伝えできるのは「銀行預金の利率では今後の物価上昇に対抗できない可能性がある」ということです。 モノやサービスの価値が上がる一方で普通預金の金額が増えなければ、実質的な資産の価値は目減りしてしまいます。 このような状況に置かれたことで、昨今銀行預金とは別に資産運用を始める方が増えているといえるでしょう。 運用とはいっても、様々な種類がありリスクの程度も運用方法によって異なります。 その中で、最近注目されているのがNISAやiDeCoといった制度。これらの手段については少額から投資ができたり、税制的にも優遇されたりなど、初心者の方でも比較的はじめやすい方法といえます。 ただ、先にお伝えしたように運用にはリスクがつきもの。まずはご自身に必要な金額がいくらなのか、何のために運用をしていくのかを明確にしておくことが重要です。 投資を取り入れれば、普通預金と比べ元金以上にお金が増える可能性が高まります。 低金利時代の今「お金を増やすにはやっぱり投資」と思われるなら、安定型から利益追求型まで様々な商品があるので、一度ご自身で確認してみてもよいでしょう。
参考資料
・国税庁「令和4年 民間給与実態統計調査」 ・総務省「令和3年度都道府県財務指数表 - 第6 都道府県別主要指数の比較表 1. 概要 第2表 財政力指数」 ・総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年平均結果-(二人以上の世帯)」 ・LIMO(中本 智恵)「都道府県別「平均貯蓄額&平均年収」ランキングを公開! 全国の平均貯蓄額は1901万円、1位の貯蓄額は?」※記事の数字を一部引用しています
松本 真奈