【陸上】400mH豊田兼が3度目の標準突破!悠々48秒62で予選トップ通過「予選が一番緊張しました」/日本選手権
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目 ハードル2種目挑戦の豊田兼「想定するレースプラン」でパリ五輪切符に挑戦/日本選手権 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の1日目が行われ、男子400mハードル予選1組に入った豊田兼(慶大)が48秒62をマークして組トップ。自身3度目のパリ五輪参加標準記録(48秒70)突破を果たした。 豊田は昨年、この新潟で48秒47をマーク。さらに今年5月のセイコーゴールデングランプリは48秒36(日本歴代5位)を叩き出していた。 最後は流してこのタイム。「力はついているのかな」とうなずく。「前半はゆっくり入って余力を残して走れました。10台目越えてから流せる余裕があるレースができたのは初めて」と手応えをつかんだ。 110mハードルと2種目で五輪切符を目指す今大会。「予選が一番緊張しました」と言い、1本終えて少しほぐれた様子だ。 アップの段階から「調子の良さを感じていた」。決勝では「優勝で五輪切符は譲れない。現状の自己ベストを出す。48秒2台、1台が現実的になってきたと思います」としっかり翌日を見据えていた。
月陸編集部