樋口達哉さん(福島県二本松市出身)ら三大テノールが圧倒的な声量で聴衆魅了 福島市のふくしん夢の音楽堂
日本を代表する声楽家3人による「大七酒造presents三大テノールの夕べ」は25日、福島市のふくしん夢の音楽堂(市音楽堂)で開かれ、樋口達哉さん(二本松市出身)、ジョン・健・ヌッツォさん、笛田博昭さんが洗練された歌声を響かせた。 大七酒造、市振興公社、福島民報社の主催。オペラ「トゥーランドット」より「誰も寝てはならぬ」や「サンタ・ルチア」「帰れソレントへ」、福島市ゆかりの「古関裕而メドレー」などを披露。「栄冠は君に輝く」では、3人の情感豊かな歌唱と圧倒的な声量が会場を包み、聴衆を魅了した。ピアニストの河原忠之さん、県内ゆかりの弦楽奏者らで構成する「アンサンブル ビュベール」がステージをもり立てた。 公演終了後、楽曲CD購入者を対象としたサイン会も開かれた。 大七酒造は地域貢献活動の一環として、樋口さんの母校の安達中や、県北地区の高校の合唱部員を無料招待した。安達中吹奏楽部の安斎麻友子部長(2年)は「素晴らしい歌声に感動した。音楽を続けていきたい。先輩の活躍に力をもらった」と笑顔で語った。