2025年用年賀はがき販売開始 30年ぶり値上げで「年賀状離れ懸念」も新サービスで顧客獲得策(鳥取)
山陰中央テレビ
11月1日から、2025年用の年賀はがきの販売が始まりました。山陰各地の郵便局でもさっそく、はがきや切手を買い求める人が訪れていました。 かわいらしいタッチで描かれた鳥取市の鳥「オオルリ」に、県の木「ダイセンキャラボク」があしらわれた大山の雄姿。2025年用の年賀はがき「鳥取県版」のデザインがお披露目されました。年賀はがきは11月1日、全国一斉に販売が始まり、このうち、鳥取中央郵便局では記念セレモニーが行われました。 「鳥取県版」のデザインを担当したのは、地元出身のイラストレーター・りりぽっちさん。鳥取のシンボルとして、大山とオオルリを柔らかなタッチで表現しました。鳥取県版は、1枚につき5円が上乗せされる寄付金付きで、1枚90円で販売されます。 イラストレーター・りりぽっちさん: 年賀状を通して、全国の方に幸せを届けてほしいという気持ちを込めて書きました。(年賀状は)自分の気持ちを伝える大切なツールなので、是非活用していただき、大切な方に、大切な気持ちをお届けしていただければ。 2025年用の年賀はがきはこのほか、定番の「えと」や、2025年に開催される大阪・関西万博のマスコットキャラクター・ミャクミャクが描かれたものなど11種類が用意され、全国で前の年より25%ほど少ない10億7000万枚が発行されます。 郵便料金が30年ぶりに値上げされ、初めて迎える年賀状シーズン、「年賀状離れ」も懸念される中、日本郵便は、年賀状とともにギフトが贈れる新しいサービス「POST&GIFT」を始めるなど、対策にも取り組んでいるということです。 日本郵便鳥取営業統括本部・泉谷寛本部長: お客様がご利用していただいて、年賀状は生きてくるというものなので、料金は時代の流れで上がるが料金以外のところ、大切な昔からの文化ですので、しっかりと引き継いでいきたい。 年賀はがきの受け付けは2024年12月15日からで、郵便局は、2025年元日に届けるためには、2024年12月25日までに差し出してほしいと呼びかけています。
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