月収75万円でも家借りられず…広がる所得格差 アメリカ大統領選・最大の争点は経済問題
記者 「この道の右側あたり、ずっと大きなキャンピングカーが止まっていますね」 毎日働いていても住まいを追われる、そんな人も出てきています。 12年前からキャンピングカーで生活する55歳の男性。車の中には家財道具や衣服が所狭しと置かれていますが、電気やエアコンはありません。 キャンピングカーで生活する男性(55) 「暖かい毛布で寒さをしのぎ、暑過ぎるときは外に出ます。ここで暮らしているというよりサバイバルという感じです。大変なんです」 トラックの運転手をしている男性の1日が始まるのは午前2時。午前3時からの8時間、週6日働き、月収は約5000ドル、日本円で75万円ほど。それでも税金などを引いた手取りの60万円弱では、アパートを借りて生活するには足りないといいます。 キャンピングカーで生活する男性 「明日を生きるために仕事をしなければいけません。まさか、こんな生活をするとは思っていませんでした。アパートにももっと安く住めると思っていたんです」 ◇ 争点の経済問題について両候補は… 民主党候補 ハリス副大統領 「富を築き、ビジネスを始める機会を生み出す経済を作ります」 共和党候補 トランプ前大統領 「私はインフレを終わらせる、アメリカンドリームをもう一度取り戻す」 経済格差に苦しむ人々には、どちらの声が届くのか。