宮内庁次長「コメントは差し控える」 国連女性差別撤廃委の皇室典範“改正勧告”
国連の女性差別撤廃委員会が、男系男子のみに皇位継承を認める皇室典範の改正を勧告したことを受け、宮内庁次長は会見で「宮内庁としてコメントは差し控える」としました。 国連の女性差別撤廃委員会は、10月29日に発表した日本の女性政策に関する最終見解で、男系男子のみに皇位継承を認める皇室典範について、「皇位継承における男女平等を保障するため」に他国の例も参考にしながら改正するよう求めています。 これについて、宮内庁の黒田次長は5日の定例会見で、最終見解の内容に皇室典範改正について盛り込まれたことや政府側が委員会側に対して削除の申し入れを行ったことは承知しているとした上で、「皇位継承制度のあり方につきましては、内閣さらに国会で議論するものでありますので、宮内庁としてのコメントは差し控えさせていただきます」と述べました。