息子が「20代で年収1000万円を目指す」と保険会社に営業として入社。歩合給の割合が多いと思うのですが問題ないでしょうか?
若いうちからバリバリ働き、20代で年収1000万円を稼ぎたいという方もいるかもしれません。しかし、例えば保険会社の営業職などの場合には、高年収を得られる可能性はあるものの給与が歩合制になっている会社もあるでしょう。 歩合制のケースでは、契約が取れただけ収入が上がることになるため、給与を上げようと無理をして働き過ぎるといった可能性もあります。子どもが保険会社に入社し高年収を目指すという場合、働き過ぎを心配する方もいらっしゃるのではないでしょうか。 この記事では、歩合制で働く場合のメリット・デメリットや、収入が安定しない職種に就くときの備えをご紹介します。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
保険会社の営業職の平均年収や給与体系
厚生労働省が公表している「職業情報提供サイトjobtag」のデータによると、保険営業(生命保険、損害保険)として働く人の平均年収は469万2000円です。また、20代の平均年収は以下の通りです。 ●20~24歳 294万7400円 ●25~29歳 386万9300円 20代で年収1000万円を稼ぐことは簡単ではないと考えられます。保険営業職の待遇面の特徴として、固定給のほかに実績に応じた歩合給が支払われることがあります。 歩合給は新規顧客の獲得や既存顧客からの追加契約を獲得することで、支払われることがあるようです。歩合制の場合、自身の仕事の成果次第で高年収を稼げる可能性があるでしょう。
歩合制で働くメリット・デメリット
歩合制の給与体系で働く場合には、下記のようなメリット・デメリットがあります。 メリット ●頑張り次第で高収入を得られる可能性がある ●成果に応じた給与が支払われるため、仕事のモチベーションが上がる デメリット ●収入が安定しない可能性がある 歩合制のメリットは、仕事の成果が収入に直結するという点でしょう。その代わり、成果を上げられなければ収入が少なくなる可能性があるといった点がデメリットといえます。成果の出た月と出なかった月で収入が変わり、収入が安定しない可能性もあります。 歩合制の仕事を選択する場合には、上記のようなメリット・デメリットを認識しておくことが大切です。