砂の上で散らす熱い火花。日本へのリベンジに燃えるセネガル
勝ったチームが決勝トーナメント進出
監督と同じように今回の日本戦に闘志を燃やすのが、主将を務めるGKアル・セイニ・エンディアイェ(34歳)である。今大会のグループステージの組み合わせについて聞かれると「死のグループだと思う」と語ったあとで「真っ先に思い浮かぶ言葉はリベンジ」と言い放った。 セネガルが出場したビーチサッカーワールドカップ全9大会に出場している190cmの守護神は、3年前にやり残したことがある。日本戦で出場停止となった3名のうちの1人が彼なのだ。スタンドからチームを見守るしかなかったエンディアイェは「今でもあの試合の映像を見る気になれない。まだ敗戦を消化しきれていないんだ。私は主将の役目を果たせず、仲間を見捨ててしまった気になる」と自責の念に駆られている。 今大会、日本と同じくセネガルも「1勝1敗の勝ち点3」で運命の第3戦を迎える。得失点差の関係上、現在はセネガルが2位、日本が3位となっているが、ビーチサッカーは完全決着制。引き分けはなく、グループステージでも同点の場合は延長戦、そしてPK戦で勝敗を決める。そのため、勝ったチームが決勝トーナメントに駒を進める待ったなしの大一番なのだ。 果たしてセネガルが3年前のリベンジを果たすのか、それとも初優勝を目指す日本が返り討ちにするのか。ベスト8の椅子をかけたグループステージ最終戦から目が離せない。