まさかの“放出”に…無償トレードで移籍した選手(3)巨人入りで“汚名返上”
オフシーズンに突入したプロ野球では、ストーブリーグが盛り上がりを見せている。これまでの歴史を振り返ると、有力選手同士の交換トレードが多くあった一方、まさかの“代償なし”で移籍したプレーヤーもいた。そこで今回は、無償トレードで移籍となった選手を取り上げていく。
中田翔
出身:広島県 投打:右投右打 身長/体重:184cm/107kg 生年月日:1989年4月22日 ドラフト:2007年高校生ドラフト1巡目 2023年オフに読売ジャイアンツからの自由契約を選び、2024年からの新天地に中日ドラゴンズを選んだ中田翔。 大阪桐蔭高校時代は「怪物」と称され、世代屈指のスラッガーとして名を馳せていた中田。ドラフト会議では4球団競合の末、北海道日本ハムファイターズに入団。 22011年に2桁本塁打(18本)をマークすると、2014年に打点王(100打点)を獲得。同年から3年連続100打点以上を記録し、文字通りチームの主砲となっていた。 ところが、2021年に不祥事が発覚し、無期限出場停止の処分を受ける事態に。結果的には巨人に無償トレードという結末となった。 2022年は24本のアーチを描く活躍を見せたが、今季は途中から出番が減少し、オフに出場機会を求めて巨人を自由契約に。補強ポイントが合致した中日への移籍が決まった。 移籍初年度も今季は、開幕直後こそ強い存在感を放ったが、最終的に62試合出場、打率.217、4本塁打と厳しい数字に終わった。
ベースボールチャンネル編集部