東京Vが競り勝つ(C)Getty images

明治安田J1リーグでは25日、第28節の東京ヴェルディvs鹿島アントラーズが行われた。 【動画】山見大登、絶妙トラップから豪快弾！ 3試合未勝利の12位・東京Vが、2試合未勝利の3位・鹿島をホームに迎えた一戦。東京Vは山見大登や山田楓喜、森田晃樹ら、鹿島は鈴木優磨や名古新太郎、柴崎岳らを先発起用した。 試合の前半は鹿島がボールを保持する展開となるがなかなか決定機には至らず。28分には右サイドからのクロスが流れたところに反応した柴崎がボックス右からダイレクトシュートを浴びせたが枠は捉えない。 対する東京Vは31分にチャンスを創出。ボックス左で山見からのパスを受けた木村勇大が意表を突くステップからニアにシュートを打ち込んだがGK早川友基に阻まれる。 スコアレスで迎えた後半も一進一退の攻防が続く。56分にはボックス手前右でボールを持った山田楓が左足を振り抜いたが枠を越える。 鹿島は59分に最初の交代カードで仲間隼斗に代えて藤井智也を送り出す。対する東京Vも62分、山田楓に代えて見木友哉を起用した。 すると63分、綱島悠斗がドリブルから縦パスを送ると山見がワントラップでボックス右へ。そのままニア上を抜く技ありのシュートを浴びせて先制点を奪取する。 反撃に出る鹿島は72分、右サイドの柴崎のクロスに濃野公人が合わせたがGKマテウスがファインセーブ。こぼれ球に再び濃野が詰めたが左ポストに嫌われた。 そして75分にも齋藤功佑のシュートをGK早川が弾いたところに山見が反応。右足でこの日2点目を決め切る。 終盤にかけて攻勢を強めていく鹿島は86分、GKマテウスがクリアし損ねたボールを拾った藤井がシュート。これが綱島のブロックに遭ったがVARオンフィールドレビューの末にPKの判定に。キッカーを務めた鈴木が確実に沈める。 しかし、鹿島が追いつくことはなく、2-1で試合を制した東京Vが4試合ぶりの白星を飾った。対する鹿島は3試合未勝利となっている。