JR運休も相次ぐ…道内各地で大雨 あすまで警戒を
きょうの道内は前線の影響で大気の状態が不安定になり広い範囲で大雨となりました。あすにかけても雨が降り続く予報で気象台では警戒を呼び掛けています。 けさの夕張市では道路が冠水しました。夕張の沼ノ沢では午前7時ころに1時間で41ミリの雨が振りました。胆振の厚真町では1時間の雨量が47.5ミリ、道北の幌延町で45.5ミリと観測史上最も多い雨量となりました。この大雨の影響で、JR北海道は、午前中の便を中心に函館本線の特急北斗など特急31本を含む127本が運休になりました。 午前10時ころのJR札幌駅では、運休を知らずに駅を訪れた観光客などが駅員に状況を聞くなどして混雑しました。海外からの観光客はスマホの翻訳機能を使って駅員に質問したり、JR北海道の外国語対応スタッフに代替交通手段を聞いたりしていました。学校への影響もあり、苫小牧を中心に道内の44の小中学校などと高校2校が臨時休校になったほか、始業時間を繰り下げるなどの対応をした学校もありました。 気象台では28日午後6時までの24時間降水量を太平洋側西部の多い所で100ミリ、その他の多い所で80ミリと予想していて、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。