【広島】林晃汰が紅白戦で逆方向への二塁打含む2安打「今まではなかった」打撃感覚に手応え
秋季練習から打撃改造に取り組む広島林晃汰内野手(23)が、紅白戦で逆後方への長打で成果を示した。10回に日高の外角球に逆らわない打撃で捉えると、左翼フェンス直撃の二塁打となった。「流そうと思って流したのではなく、自分の体の近くで振ろうとしてレフト方向に飛んだ。今まではそれがなかった。あれができれば(5回の)追い込まれてからライト前みたいな反応ができるかなと」。スイング時に左肩が下がる悪癖改善に取り組む打撃に、一定の手応えを得た。 21年にシーズン2桁本塁打となる10本塁打を記録しながら、伸び悩む。昨季は2年ぶりの一発も、今季は本塁打なし。「ホームランを10本打ったって言っても、もう3年前の話。それはもう関係ない」。危機感を胸に、打撃矯正に取り組む。秋季練習初日から直接指導してきた新井監督は「まだまだこれからだけど、秋季練習で継続して取り組んでいることに対しての手応えがあったと思う」と評価した。 林は「まずは(フォームを体に)たたき込んで慣れるというか、これが普通になるようにしっかりとやっていきたい」と、力強く前を向いた。