阪神ファン騒然「佐藤輝明ブチギレ事件」の真相が判明! 原因は「憶測による戦犯扱い」だった!
サトテルが怒った
4年ぶりのリーグ優勝を決めた巨人の後塵を拝し、惜しくもセ・リーグレギュラーシーズン2位が決まった阪神。チームを引っ張る佐藤輝明内野手(25)がファンを騒然とさせたのは、9月28日、神宮球場で行われたヤクルト対阪神戦の試合後のことだった。 【衝撃写真】「そこ、ダメッ!」中田翔がミニスカ美女と……! 「神宮球場では試合後の取材がグラウンド内で行われるのですが、複数の記者に囲まれた佐藤が一人の記者に対し怒りをあらわにしている様子がXで拡散されたのです。動画には、一度は引き上げた佐藤がもう一度引き返して記者に歩み寄る様子も映されており、『サトテルがキレた!』とファンやメディア関係者は大騒ぎでした。佐藤は普段、なかなか怒りを表に出さないタイプなので、正直驚きましたね」(阪神OB) ネット上でさまざまな憶測が飛び交った騒動の原因はなんだったのか。現場を取材していた記者が真相を明かす。 「サトテルがあからさまに不満気な態度を取っていた相手は、デイリースポーツの阪神担当記者。同日に行われた試合の二回のプレーに関する報道が原因だったようです。二回の第1打席、サトテルはレフト線へ鮮やかな二塁打を放った。続く打者がショートゴロに倒れる間に、サトテルは三塁に進みました。ところが、1アウト三塁で打席に立った梅野隆太郎(33)の打球はショートへのライナーとなり、これにサトテルが帰塁できずに痛恨の併殺に終わったのです」 この様子を〝虎党〟御用達のデイリースポーツがネット記事で配信したのだったが……。 「ヤフーニュースに配信されたのは午後6時44分。この記事の見出しには【阪神 佐藤輝明が二塁打も痛恨走塁ミス 梅野のライナーで飛び出し併殺 岡田監督は厳しい表情 ライナーバックが求められる状況】と書かれていました。ランナーであるサトテルのミスという報道だったわけです」(同前) しかし試合後、岡田彰布監督(66)は作戦の意図について「ゴロゴーやから戻れんやろ。サインやからそら(帰塁するのは)無理。ゴロゴーのサインでライナー打つのがアカンわな」と、佐藤ではなく梅野が指示通りのバッティングをできなかったことを明かした。 すると、件の記事の見出しは瞬く間に「阪神 佐藤輝明が二塁打も 梅野のライナーで飛び出し併殺 岡田監督『ゴロゴーよ』『ライナー打つのがアカン』」と変更されたのだった。佐藤の“戦犯扱い”を解除した形だ。 「サトテルはそれを伝え聞いたらしい。記事のタイトルは訂正されましたが、サイン通りに動いたのに、メディアの勝手な憶測で戦犯扱いされたことを知って気を悪くしていたんです。そこで試合後、囲み取材でデイリーの担当記者に対し、『次からは気をつけてくださいよ』と詰め寄ったようなのです。実は、現場はファンが想像するほどヒートアップはしていませんでしたし、サトテルもそれほど怒っていませんでしたよ。でも、試合にも負けて優勝も逃したバッドタイミングでしたし、少し声を荒らげてしまった側面はあるかもしれませんね。 また、デイリーの記者が『佐藤選手のエラーで試合を落とした試合があったがどう思うか』と聞いたことに佐藤が怒った、という情報がX上で拡散されていましたが、これはファンの憶測による悪質なデマだと思われます。『デイリーの憶測によって戦犯扱いされたサトテルが、記者へ報道に対する不満を伝えた』というのが真相です」(同前) 佐藤は翌日のDeNA戦7回、逆転の2点三塁打を打って乱打戦を制した。メディアとのイザコザがプレーに影響しなかったことが、せめてもの救いだ。
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