日経平均株価が史上初の4万円台突破…愛媛ではNISA口座開設数が前年比5倍
きのう、日経平均株価が史上初めて4万円台を突破しました。 実はその影響は県内でも広がっていて、“あること”を始める人が急増しているんです。 けさ、松山市内の証券会社です。 営業職員: 「株の注文のお電話だったり保有銘柄の状況だったりの問い合わせが多いですね」 営業担当者が県内の顧客からの電話対応にあたっていました。 四国アライアンス証券 山脇隆営業本部長: 「昨日は電話の件数が増えていました。昨日4万円を超えましたのでみんなでお祝いということで。(前回の最高値は)1989年の12月だったと思う」 前回最高値を記録したのは、バブル絶頂期の1989年。 バレンタイン商戦では本命チョコの予算がなんと7000円超え! 当時のいよてつそごう担当者: 「今までどっちかというと飾りのあるかわいいのが人気でしたが、本物のチョコが多くなっている」 当時、県内経済を分析する伊予銀行の担当者は… 伊予銀行 担当者: 「非常に百貨店の売上高、消費者の高い質を求める動きは全国の動きと全く一緒。来年も今年に引き続きまして結論から申しますと、経済的にはいい年を迎えるんじゃないかと思います」 好景気にえびす顔でした。 35年後の今は… 山脇隆営業本部長: 「(バブルの)当時とは全然比べ物にならないと思います」 バブル期の株高は、短期間での利益を狙う“投機的な売買”が中心でした。 一方、現在の株高は、国内企業の業績が上向いていることや外国人投資家の参入による影響が大きいとのこと。 県内でも、株への関心が… 山脇隆営業本部長: 「今年から新NISAという制度が始まりました。年末から口座開設数も大幅に増えました」 こちらの証券会社では投資の一定額が非課税となる「新NISA」がスタートし、今年1月の口座開設数が前年の平均に比べ、およそ5倍に増えているといいます。 山脇隆営業本部長: 「愛媛県民と言えば皆さん保守的というイメージがあるかと思いますが、これからの資産形成のためにもインフレに勝つためにも、このチャンスを逃さず利用していただけたらと思う」