よかれと思った「熱湯消毒」でリスク増!?意外とやりがちだけど、じつは食中毒の危険性が高い行為
危険な行為5:お弁当に生野菜を入れる
おしゃれなお弁当の写真を見ると、彩りにフリルレタスやきゅうりなどの生野菜が使われていることがあります。でも、夏のお弁当の生野菜はNG。避けたほうが安心です。 食中毒の繁殖には、栄養と水分、温度が影響します。加熱調理していない生の野菜は、よく洗ったとしても、食中毒菌が残っている可能性が高いです。また、生野菜をおかずの仕切りなどに使うと、いくら水気をしっかり拭っていても、ほかのおかずからの塩分により水分が出てきます。気温が高いと、それだけで食中毒菌が繁殖しやすい環境に。夏のお弁当には加熱調理した野菜を使うことをおすすめします。 例外的に、ミニトマトは夏でも生で使ってOK。ただし、ヘタの部分には菌がついていることが多いため、必ず取ってください。また、カットしたり、ピックを刺したりすると、水分が出やすくなるので、やめましょう。しっかり洗って、きれいなキッチンペーパーで水気を拭ってから、お弁当に入れます。 生野菜が入っていなくても、夏のお弁当は温度管理が大切です。おかずはしっかりと冷ましてから詰め、持ち歩く際には保冷剤や保冷バッグで温度が上がらないように気をつけましょう。 ◆監修・執筆/河野 真希 暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。 構成/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部