スポーティな短丈ブルゾンもヌバックなら色気たっぷり

FORZA STYLE

第651回目は、ブルネロ クチネリのブルゾンです。 軽装になる春夏の装いは、それゆえにラフにまとまりがちに。お洒落なイケオジとあれば、やはりラグジュアリーさも欲しいところです。そこで頼りになるのが「ブルネロ クチネリ」の短丈ブルゾン。 ブルネロ クチネリのブルゾンの画像はこちら! スポーティで軽快な印象の短丈ブルゾンに、リッチなヌバックを組み合わせた一着は、見事に軽やかさとエレガンスを両立。この両立を果たすのは、同ブランドならではのソフトでベルベットのような質感のヌバックがあってこそ。重厚感を感じさせる深いネイビーでもその軽快さは健在です。 春コーデにおいてはギラつく印象の革ジャンはクドさを感じることもしばしば。しかしながら、本作は全くそれを感じさせません。セクシーではあるものの、爽やかささえ演出するので、大人の春の艶コーデにもってこい。しかも、上からコートを羽織ることもできるので、真夏を除く3シーズン使える汎用性の高さも魅力的です。 気楽に手にできるものではありませんが、それゆえに手にした時の喜びはひとしお。こうしたリッチなスポーティアウターを一着持っておけば、普段の着こなしがワンランク上がるのは間違いありませんしね。 キュプラのフルライニングも見どころに。袖通しがよく快適な着心地を楽しめるのはもちろん、ストライプデザインも高級感を後押しします。 ブルネロ クチネリは、今シーズン短丈ブルゾンのバリエーションが実に豊か。ミドルゲージのリブニットの一着は、前身頃に柔らかな軽量ナッパレザーを採用。程よく地厚なリブニットがナッパレザーとのコントラストを生み、柔和なカラーでありながらも存在感を発揮します。 グレンチェックを全面にあしらった一着は、グレーとホワイトの切り替えがメリハリを構築。リネンとウール、シルクを混紡した生地を採用し、軽快さとしなやかさに加え上品な光沢も併せ持ちます。トラディショナルな柄も相まって、実にエレガントな雰囲気を香らせます。 人気のカフェオレカラーの一着は、リネン＆シルクの生地感が軽やかさを構築。素材感がスポーティさを加速させるものの、上品なカラーリングが大人らしいリッチ感をキープしています。ライニングにはシームテープをあしらい、防水性能もバッチリ。 Photo:Naoto Otsubo Styling:Takahiro Takashio Text:Hayato Hosoya