写真：HOMINIS

矢部浩之(ナインティナイン)が主催するU12(12歳以下)サッカー大会「やべっちCUP 2024」が、12月28日に千葉県・高円宮記念JFA夢フィールドで開催されることが決定。このたび取材会が開かれ、矢部と、自身も芸人のサッカーチーム「もりちゃんずユナイテッド」を率い、昨年には同大会に初参加した盛山晋太郎(見取り図)が出席した。 【写真を見る】ナイナイ矢部と見取り図盛山のサッカートーク！ 2002年から2020年までテレビ朝日系で「やべっちF.C.」、現在は「やべっちスタジアム」(DAZN)でMCを務めている"サッカー大好き芸人"の矢部が放った「子供たちのためにサッカーの大会を開きたい」という一言をきっかけに始動した「やべっちCUP」。大会にはプロサッカー選手、元プロサッカー選手に加えて芸人も数多く参加しており、真剣勝負と笑いが楽しめる一日となっている。 冒頭、2018年から行われ、今年で7回目の開催となる「やべっちCUP​​」の手ごたえを問われた矢部は「(手ごたえを)感じています！」と即答。「見たことある選手もいるし、芸人さんもいるし、最初はちびっ子も緊張しているんですけど、勝っても負けても終わったらみんな笑顔で帰っているんで、『いい大会しているな』という自覚がありますね」と笑顔を見せた。 こうして楽しくも柔らかい雰囲気で取材会がスタートしたかに思われたが、矢部が突然「なぜここに盛山がいるのかは分からない」とバッサリ。盛山も「確かにびっくりするくらいヌルッと始まりましたけどね」と吹き出した。 盛山は未経験者ながらサッカー大好き芸人としても知られている。「やべっちF.C.」のオマージュで「もりちゃんずユナイテッド」を結成する際、直接報告を受けたという矢部だが「その話は聞いたけど、オッケーは出してないです」と、盛山イジりの手は止めなかった。 そうして盛り上げつつも、チームでサッカーの練習に明け暮れている盛山については、好感を持っているようで「経験者じゃないけど、サッカーが好きというのが僕は嬉しくて。一生懸命試合もやっているんで、『じゃあ一緒にやろうか』......とは思うんですけど、まだオッケーは出してない」と改めて突っぱねた。 盛山は「アカンのかいな！」とツッコミを浴びせつつも、多くのサッカー選手が矢部の番組を観ていたこともあって「間違いなく矢部さんも日本サッカーの底上げに一役買っていると思います」と絶賛した。 昨年初参加だった大会については「本当にいい経験をさせていただきました」と盛山。子供達のレベルの高さに驚いたようで「僕らが小学生のときって、みんなボールに向かって団子のようになっていましたけど、『ワイドに！』とか『くさび！』とか、小学生が(レベルの高い専門用語を)言っているんですよ。僕らのチームも小学生とやってボロボロに負けまして...。小学生からは『(盛山に向かって)このでかいのマークしとくから』と言われていました(笑)」と振り返った。 小学生のみならず、芸人やサッカー選手たちも試合を行うのが本大会の醍醐味のひとつ。特に矢部のチームは、プロや元プロで固めているため「ほんまにごっつあん​​(ゴール)が多いんですよ」という。盛山も「前で張っている(ゴールに近い前線エリアにいる)んで、王様サッカーですよね」と例えた。 矢部のチームは、元日本代表で現在は日本代表のコーチを務める名波浩が名付けた「戦術矢部」のフォーメーションをもとにポジションが組まれているとのこと。矢部は「ココイチのチャンスは絶対に決めないといけないプレッシャーはありますね」と苦笑いしつつも「なんやかんや言うてますけど、自分が一番楽しんでいます」と語った。 最後に盛山は「お笑いサッカー界のレジェンド的存在の矢部さん。矢部さんだからインタビューOKという選手もいるぐらい、矢部さんってアスリートの方の中でも象徴的な人なんです。もちろん、僕はそういう存在にはなれないですけど、ちょっとでも皆さんにサッカーを好きになっていただく"きっかけ"になれればいいなと思っています。そして『やべっちCUP』で少年少女たちとサッカーをして、大いに削られたいと思います(笑)​​」と挨拶した。 矢部も「今年も、ちびっ子たちの達成感のある笑顔が見られたらいいなと思っています。サッカーは、ボールを蹴って走るだけのスポーツやと思っている方もいるかもしれませんが、じつは、各ポジションの人間が、味方と敵を見て、 チームワークで意思疎通を図って、常に考えながら90分走るスポーツなんです。この先、サッカーだけではなく、将来どんな仕事に就いても必ず役立つことだと思いますので、ぜひちびっ子には参加していただいて、楽しく真剣にサッカーをしてほしいなと思います​​」と呼びかけた。 そうして取材会も終幕に向かうなか、盛山が「仲良くしましょうね」と声をかけるも、矢部は「なんでまだここに盛山が座っているのか分からない」と最後までイジって笑いを起こしていた。 現在、大会に参加するサッカーチームを募集中だ。 取材・写真＝浜瀬将樹