【ミリタリーブリーフィング】中国軍、腐敗清算の中でも…米国「中国に核弾頭600個、2030年には1000個」(2)
<3>イスラエル国防省、スタートアップに資金支援増やす イスラエル国防省はハマスやヒズボラなどイランの代理人と戦争をした2024年にも、小規模な企業とスタートアップに対する投資を大きく増やした。最近の報道によると、11カ月間に約1億6800万ドルを投資したが、これは前年比5倍増だ。 イスラエル国防省は声明で国防省傘下の国防研究開発局(DDR&D)とイスラエルのスタートアップの協力が緊密になり、現地製造業の独立性が高まりイスラエル経済が強まっていると明らかにした。国防研究開発局がすでに協力している200社に加え、86社のイスラエルのスタートアップおよび小規模企業と協力したと伝えた。 12月10、11日の2日間の日程でテルアビブ大学で開かれた国防技術サミット(Defense Tech Summit)でもスタートアップと小規模企業への関心が目立った。講堂は2日間満員であり、関係者らはイスラエル技術界の最新革新に注目した。ここには昨年10月にハマスとの戦争が始まった後に大きな関心を集めたカウンタードローンシステム・医療技術・人工知能などの複数のテーマに焦点を合わせた技術も含まれた。 あるスタートアップのグローバル パートナーシップ担当者は「イスラエルの防衛技術は、世界的に需要と防衛費が急増する中、戦闘で立証された推進力により前例のない成長期を迎えている。デジタル化・自動化・効率性を進めればグローバル安全保障に関連する多くの分野で技術が必要だ。新しいスタートアップの数が増えていて、二重用途のアプリケーションを開発する会社も増えている。このため投資も増えている。最高の人材と深い技術専門性を備えたイスラエルはこの分野のソリューションのための自然なハブ」と明らかにした。 行事ではイスラエルの国防省局長、 国防開発局長、国防開発局宇宙事務所責任者、ミサイル防衛局責任者なども出席して発表した。2日目にはドローンソリューション開発会社レグルス、キャニスター発射型自爆ドローン製作会社スペア、スマート止血帯を出したメティス(Xmetix)など小規模な会社が独自の技術を紹介した。 セコイアキャピタルの関係者は「未来は多様な用途で使われる巨大なセンサーが登場すると予想され、イスラエルがこの分野をリードすると期待される。イスラエルは人工知能分野のリーダーであり、センサーと人工知能が今後成長する分野」と述べた。 チェ・ヒョンホ/ミリドム代表/軍事コラムニスト